看護師の人手不足は問題ですが、転職などですぐに採用されることが多いのはメリットです。ですが、看護師の求人探しでは採用はされても離職率が高いという現状があります。せっかく採用されたのにすぐに辞めてしまうことは、看護師にとっても職場にとっても良いことではありません。看護師が職場に定着しない理由として、職場の人間関係が悪いことや夜勤やシフト勤務の身体的負担が大きいことなどがあげられます。
求人探しをする際、目に入ったものに適当に応募してみても、良い職場に巡り合える可能性は高くないでしょう。この問題を改善し、数ある求人の中から、働きやすい職場を見つけるためには、良い職場を見分けるコツをつかむことが大切です。良い職場かどうかを見分けるためには、実際に働いている看護師の姿を見ることがポイントです。患者として偵察に行ってもいいですし、職場によっては職場見学や体験ができるところもあります。その時に、働いている看護師の表情や看護師同士のコミュニケーション、医師との関係性などを観察しましょう。
看護師が暗い表情で笑顔なく働いている職場は、心身ともに負担が大きな職場かもしれません。また、看護師同士のコミュニケーションがとれていない、医師と会話をしていないというような職場は、人間関係があまり良くない職場かもしれません。逆に、看護師が笑顔でいきいきと働いており、他の看護師や医師とも楽しそうにコミュニケーションをとっている職場は働きやすい職場の可能性が高いです。いろいろな職場をみてみることで、だんだんと良い職場を見分けるコツがつかめるようになるでしょう。